ポーランド戦に関するtwitterの賛否両論を見て感じた違和感

ポーランド戦レビュー

先日行われた日本対ポーランドのサッカーW杯の試合。

負けているのにもかかわらず決勝トーナメントに進める日本は、後半終盤のほとんどをボール回しで終えるという行動に対し賛否両論が起こっています。

本記事ではそれに対する私見をまとめました。

 

批判の内容

日本対ポーランド戦で批判の応酬が見られます。

大きく二分割すると、一方は、酷い試合だったという意見。

 

もう一方は、試合に負けて、勝負に勝った(トーナメントに出られた)んだから、最善策だった。批判より褒めるべき。

という意見。

 

Twitterでは他の意見を持つ人を煽ったり対立する意見を述べるツイートにリプで批判し合う異様な光景が広がっていました。

 

この対立構造、そもそも対立になってないのがおわかりでしょうか。なぜ批判し合っているのか違和感しかありません。



 

そもそも対立していない?

試合自体がつまらないものであった。これは事実だと思います。

試合後半20分くらい両選手が棒立ち。こんな試合はサッカーではおよそ見られませんし、夜更かししてまで見たサポーターの期待を裏切るものであったのは事実でしょう。

これを見てエキサイトできた観戦者はいるのでしょうか。

 

しかしながら、つまらない試合をしたことと、決勝トーナメントに進出できて嬉しいという感情は、非両立的なものではありませんよね。十分両立するものだと思います。

ポーランド戦に対する私見

個人的には、日本代表が決勝トーナメントに出場できたという結果は嬉しいです。

ですが、試合内容自体はクソだと思いました。深夜に起きていてまで見なければよかったなと後悔するレベルでした。サポーターでも擁護できません。

事前にゲームで結果を予測してみたり、その前から試合を凄く楽しみにしていた者の一人として、その期待には到底及ぶ内容ではありませんでした。

 

もっとも、その戦術に対しては理解もあります。

格上相手にターンオーバーしたことや、決勝トーナメント進出の可否をセネガルコロンビア戦に委ねてボール回ししていたことは、リスクの置き方が人それぞれ異なるためです。

西野監督は、その戦術が最も安定的に決勝トーナメントに進める策だと考えたのでしょう。

 

要は、その試合限りの視点で見ていたか、その先を含めた視点(W杯全体としての視点)で見ていたかの違いでしょう。

 

個人的には、これをごっちゃにしている人が多い気がします。

  • つまらない試合だったから、日本は決勝トーナメントに値しない、
  • 決勝トーナメントに進める正しい戦術なんだから、試合も批判するな

これは個人的にはあんまり論理的じゃないと思いました。

でも、気持ちはわかります。

前者は、正義感・倫理観が強い人の思考で、後者は成果主義の人の思考を反映しているんだと思います。(正義感・倫理観についての定義はややこしいのでここでは立ち入らないことにします笑)

 

問題点

問題だと思うのは、これらの意見を持つ人たちが互いに批判し合ったり、価値観の違いを認めず価値観を押し付け合ってることです。

以上で見てきたように、【一試合かW杯全体か、倫理感か成果主義か】といったように、根底で重視する要素が違うから、人それぞれ別の結論になっています。

これについて足立梨花さんに深く同情しました。

 

 

 

リア友にも、Twitter上の知り合いにもこういう価値観の押し付け合いをされました。

サッカーの試合についてのただの感想に対して批判や価値観の押し付けが来るとは、なんとも息苦しいなと感じる出来事でした。

 

私見が大衆によって封殺されると、こういう無難な意見ばっかりになるのもなんだかな・・・と思います。


ただ、この方たちの対応の仕方も素晴らしいスキルだと思います。笑

 

采配に対する私見

ちなみに、采配についての私見も述べたいと思います。

私が監督であれば、ポーランド相手にも勝ちに行きましたね。ターンオーバーはせずに、スタミナの無い数人だけベンチorハーフタイムで交代するという戦術を取ります。原則勝ちを狙えるメンバーのままです。

なぜなら、グループステージ1位通過と2位通過だと、ベスト8進出可能性がぐっと変わると思うので。

相手はイングランドかベルギー。恐らくベルギーの方が1位で勝ち上がって来るでしょう。今のベルギーは強いですし、まだイングランドの方がやりやすい相手だと思います。

また、2位通過すると、左の山に振り分けられますが、左の山には強豪がひしめいています。

仮に1回戦に勝てても次戦ブラジルに戦うことになります。

右の山の方が幾分楽な相手なので、ベスト4まで狙えると思います。

 

自称結果主義の人は西野監督の采配を称賛しますが、果たして決勝トーナメント進出は満足な「結果」といえるでしょうか。

もちろん選手の疲労度とか現場でしか知り得ないこともあると思うのですが、私ならもっと先を「結果」だとしますね。

今回のポーランド戦の姿勢はつまらない試合をしたが、「結果主義」だとか「勝負をかけた」とか言われますが、個人的にはつまらない試合をした上で、「安定志向がすぎる」「保険をかけた」ものだと思いました。