こんにちは。東大院生ブロガーのミナトです。
今日は東大院生ブロガーらしく東大院についての小話でもしたいと思います。
私のいる研究科、他研究科の知人程度のサンプルなのであくまで小話として捉えて頂ければと思います。
タイトル通りですが、実は東大院生は闇堕ちする人が多いです。
闇堕ちというのは、ここでは「休学・留年・退学・行方不明」を指すことにします。
なぜか。
出席要件・進級要件の厳しさ
実は、出席要件が異常に厳しいんですね。
たとえば、週に1回の授業を半期で3回休んでしまうと単位が来ません。
教授によりますが、ほとんど風邪や法事を考慮してくれないので、風邪を引いても熱が出ても出席しなければなりません。
また、相対評価で成績を決めるため、1回休むと他の生徒に大きく遅れをとります。結果として、不可率が上がってしまうんですね。
そして、だいたい2科目分の単位を落とすと留年が決まります。
これらの結果として、(教授次第ですが、)1年間休まずに出席するのが進級することがマストになります。
体が弱い人にとっては非常にブラックです。
ちなみに、事故で2週間入院した人が留年させられたそうです。
好奇心が仇に
東大の大学院に入学する人は多くの場合、知的好奇心が強いです。
この知識欲が、時として在学中に研究科の領域とは別の方向に向いてしまうことも少なくありません。
また、経済的基盤の不安定さからか、在学中にお金を稼ぐ方向に進み、そっちが開花するためにやめてしまう人も多いです。ということでお金稼ぎも好奇心の分野に入れておきました。
私の知る限りの一例を挙げます
- 他研究科在学中に法学に目覚め、司法試験に合格して弁護士になった
- 他研究科在学中に薬学に目覚め、薬学院に転入した
- 研究科在学中にビジネスに興味が湧いて、起業した
- ポーカーの実力者になって海外を放浪
- 研究科を休学して専業トレーダーになった
- 研究科在学中に語学スキルを磨き、マルチリンガルとして活躍
(田畑さんについては、休学を明言したソースしか見当たらないのでまだ在学中かもしれませんが)
秋山さんについては以前、書籍レビューを記事にしました。
自分のやっているものと違う研究や資格に興味が湧いてしまうというのは、よく聞くのでポピュラーな気がします。
お金稼ぎもポピュラーですね。アメリカみたいに院生に給料が出るならこういうのは減ると思うんですけどね。
このような形で、大学院を卒業することなくやめるパターンがあります。
夢破れて・・・パターン
大学院が学部より入学が簡単だとよく批判されますが、それでもその筋ではトップクラスの学生が集まるもの。
当然学力差が開いて落ちこぼれみたいになってしまう人もいます。
彼らの中にはその好奇心を活かして上記のパターンで他分野で成功する人もいます。多くがそうなんでしょう。
ですが、連絡がとれなくなってしまう人もいます。
どうなっているかはわかりません。
元々優秀な人たちなので何かしらで成功していると信じたいですね。
東大院生の卒業事情まとめ
- 体調
- 好奇心
- 金銭面
- 学力
これらの理由から東大院生は必ずしも卒業はしないです。
社会に出る上で現在の研究科の肩書が必要でない業界はたくさんあるでしょうし、東大院中退でもプロフィールには書けるので、自分のやりたいことが定まっていたら辞めて時間を割くのは良い手だと思いますね。
実は私も休学を考えている身で他人事だとは言い切れませんので、分析に熱が入りました。笑
大学院進学を考えている人は、大学院ではこういう事が起こり得るんだと思っておくと事前に知っておくべきかもしれません。