私は現在は東大の院に通っていますが、学部時代は早稲田だったため、3教科についての勉強法になります。
予備校の類は利用していませんでした。
選択社会は政治経済で、勉強比率は英:国:政=4.5:2.5:3くらいだったと思います。
勉強自体は6月頃から毎日3時間程度やっていたのですが、本腰を入れたのは9月の終わり頃です。このころから7時間~9時間やるようになりました。
英語
ターゲット1900
解体英熟語
解体英語構文
頻出英文法語法1000
新・基本英文700選
他にも
速読英単語上級
リンガメタリカ
早稲田の英語
早稲田の英語(トフルゼミナール)
をやってみましたが、どれも軽く1周通しただけで、やりこんだのは先の5冊です。
勉強法
まず、持論ですが大学受験は暗記大会であると思います。勿論英語も暗記教科です。
基本的な単語、熟語、構文、文法、全部覚えました。一通り単語を覚えた後、ターゲットは例文もできるだけ覚えるようにしました。
700選は例文を全て理解したうえで暗記するようにしました。
700選の例文を暗記すると英作文に活きるだけでなく、長文もすらすら読めるようになります。原理はよくわかりませんが、同じ経験をしている人も多いようです。
速読についても、例文暗記したらあまり練習することもなく出来るようになっていたと思います。
直前期は速読力をアップすべく、ネットに落ちている簡単な音読用英文(失念しました;)の音読をしていました。少しは効果があったはず。
具体的な暗記方法は、まず、文章を読んで意味を理解します。文法や構文がわからなかったらその都度調べます(「700選 解説」で検索すると多くの良質な解説サイトが出てくるので好きなのを利用しましょう)。
そのあと文節ごとに少しずつ暗記します(例えると木を暗記?)。
最後まで暗記できたら最初から通して暗唱します(森を暗記)。
次の日になるとおぼろげな暗記箇所があるので暗記し直し、これを繰り返します(復習)。
こちらの記事でもう少し細かく解説しています。
半年で早稲田に合格!英語力が1番アップした参考書とその勉強法
国語
田村のやさしく語る現代文
酒井のミラクルアイランド
早稲田の国語
生きる漢字・語彙力
実践トレーニング古文単語600
ゴロで覚える古文単語ゴロ565
古文文法問題演習
早覚え即答法
インテンシブ10 文学史
国語は1番の得点源で自信がありました。
自己採点で教育学部と商学部ではそれぞれ8割、9割を取れました。他は8割弱くらいです。
現代文
現代文についてはしばしば「運」だと言われますが、そんなことはないと思います。
ただ、どのように読んでいけば良いかを言葉に表すのが難しいです。
各参考書によって違う解法が教えられています。「田村のやさしく語る現代文」ではディスコースマーカーをチェック、「酒井のミラクルアイランド」では対立・同格に分けて読み進める方法、などです。
しかし、結局これらの解法は文章をよく読むための手段に過ぎないということに気付きました。そのことに気づいてからは正解率がぐっとあがりました。
「最初はゆっくりでも良いからよく読んで、何を言っているのか理解すること」が大事だと思います。難しい文章なら返り読みしても理解しましょう。
頭で筆者の考えを理解しながら読めば現代文は出来ます。
ゆっくり、何度も読んで読んで理解できるようになることが重要です。早く読めるということは早く理解できるということだと思うので、何よりもまず書いてある日本語を理解できることが重要です。
もちろん逆説(しかし)や要約(そのようにして)などにマークすることは読解の手助けになるので使っていました。
しかし、マークが目的になってはダメです。マークは読解のための手段です。
「しかし」の後や、「~ではないだろうか」は筆者の考えであることが多い、というパターンは参考書で学べることですが、その筆者の考えは問題文によって様々なので、そこは自分の頭で考えて理解する必要があります。
難しい文章をマークでも何でも利用してよく理解することが大事です。
こういう点で、現代文は暗記要素が薄い科目と言えるかもしれません。
古文・漢文
古文・漢文についても、英語同様ひたすら暗記しました。
古文単語は実践トレーニングをメインに使い、その中でどうしても覚えずらい物をゴロゴのゴロを使って覚えました。
実践トレーニングは、例文を訳すようにして使いました。単語のチェックと文法の確認、長文への慣れが同時にできるのでおすすめです。
単語や文法を暗記した上で、現代文と同じく理解して読むことが大事です。
国語は英語と違って大問1つに30分程度時間をかけることができ、時間制限に余裕があると思うので、多少の返り読みする時間はあると思います。
抽象的で理解できない表現は、(その表現のあとに簡単な言葉で言い変えて説明されていることもあるのですが、)
理解できるまで返り読みしても大丈夫でしょう。
注意
ただ、英語も社会も重要だし、この二つは国語よりも暗記で得点率が上がる要素が強いので、
国語の勉強時間にあまり多く時間をかけすぎないでくださいね。
政経
爽快問題集
80題
標準問題精講
新政経問題集完全版
勉強法
これらの間違ったところをくり返し復習して覚えてましたが、
正直なところ新政経問題集だけを完璧に覚えることが出来れば早稲田の社会科目の政経では合格点を取れると思います。
自分は政治経済が苦手科目だったので最初から平均点狙いで勉強してました^^;
ただ、時事対策を全くやっていなかったので時事問題が多く出た政経、法、教育では痛い目を見ました。
大問まるまる時事が出た教育学部は23/50点くらいでした;;
直前に時事対策を予備校の講座を取るなりして、必ずやっておくことをオススメします。
勉強の管理
勉強の管理についてです。
手帳を買って月の欄にその月にやる参考書を書き、
勉強を開始する前に、ダイアリーにその日やる事を書いて、終わったらマーカーで塗っていく、という方法で勉強していきました。
その日やる事がハッキリするのと、月の目標までにどう勉強するべきか、マーカーを塗り潰すことで達成感を得られるのが主なメリットでしょうか。
あとは勉強記録を振り返って勉強方法を再考したりするのにも役立ちます。
週の初めにその週の予定を一気に決めてしまう人もいるみたいですが、私はストイックにはなり切れなかったので、大まかに月の目標を決めて、1日ごとにその日やる事を決めてました。
その日の目標が全て終わらなくても、月の終わりまでに結果的に月の目標が達成出来ていれば良しとしていました。
手帳は能率ダイアリースフレというやつを使ってました。
できるだけ楽して受かるには日々のノルマを把握し、効率を模索していくことが大切です。
模試の結果と相関関係
あと、参考までに模試結果です。
あまり受けてないのですが、10月くらいの代ゼミ全国模試では73くらい?でした。
早大プレはC判定だったものの、早慶大オープンはD判定(最低)でした。
D、E判定でも受かります!
息抜きについて
勉強は時間も質(復習)も大事なことは言うまでもないですが、息抜きも大事でした。
次の日も勉強するためのモチベーションを維持するために、8時から18~19時まで自習室で勉強して、
家に帰った後は録画しておいたお笑い番組や映画、漫画を読んだり友人と遊んだりと自由に使っていました。
あと、どうしても疲れた時などはまるまる休みにした日もありました。
勉強は毎日継続することが大事です。そのためにモチベーションを維持することにも気を使いましょう。
おわりに
以上、私の受験勉強の全てを紹介してきました。
とはいえ、私の勉強方法が全ての人に合うわけではありません。
暗記が受験勉強にとって大事なのは誰にとっても変わらないというのが持論ですが、
自分に合った暗記方法を探っていくことも大事なことです。
以下の記事では暗記方法についてリストアップしているので合わせてお読みいただけると参考になるかと思います。
長々と書きましたが、少しでも受験の参考になったら幸いです。
がんばってくださいね!
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