早稲田は受験科目に政治経済を選べますよね。慶應は選べないです。
よく言われることの一つに、「政経は楽」と言われることがあります。
政経は楽な科目!は本当か
たしかに、政経は、日本史・世界史と比べて暗記事項が少ないかもしれません。
しかし、思っているほど少なくないと思います。
まず、受験科目としての政経は、政治と経済だけではありません。
世界史・日本史・時事・倫理・哲学のつまみ食い科目が政経です。
暗記事項はほぼ無限にある上、時事的な問題も絡むのでやりこもうと思えば対策が尽きることはありません。
早稲田の社会科目はとりわけ細かな知識が求められる傾向にあるため、暗記量が少なく済む政経の強みを消しにかかっています。
また、何をもって「楽」とするかにもよりますが、そんなに楽でもないです。
頻出な問題はありますが、それだけでは5~6割が関の山だと思います。ただ、そこまでは恐らく比較的楽に到達できます。
そこから高得点を狙うのが、楽ではないんです。
8割以上を狙うなら、それこそ日本史・世界史と同等の時間が必要でしょう。「逃げの政経」はおススメしません。
(英語・国語に自信があり、世界史・日本史やってる時間ない!という方がそこそこの勉強で5~6割確保できる政経を選択するのは戦略としてはありかもですね。これを逃げととらないかは怪しいですが)
しかし、私はこのことに気付けず、
「政経は勉強が少なく済む科目だ!日本史・世界史はよくわからないし、政経やろ!」
と考えて、ろくに対策しませんでした。浅はかでした。
早稲田に入学するような人なら、結局世間から・教授から日本史・世界史の知識が備わっていることを教養として求められます。
後で学びなおす時が来ると思うので、できれば日本史・世界史から逃げないことをおすすめします。笑
とはいえ、現代の情勢に詳しくなれたり、分野が広いだけに各国の政治経済、果てには哲学・法学にも少し顔を突っ込めるので面白い科目です。
初学者の参考書
全くの初心者だ!という方は以下の本が読みやすくわかりやすいです。
センスがある人は、この本を読み込むだけでセンター9割レベルになるみたいです。私の友達でそういう人がいました。
が、本を読んだだけで覚えてしまう人って凄くないですか!?
私はあんまり人の話も聞けないし本も集中して読めない性格でした。想起する作業を経てはじめて頭に入ります。
私の友人のような読書勉強法が肌に合ってる方以外は、入門段階の本にあまり時間をかけるべきではありません。短い期間(長くても1週間とか)で2~3周ざーっと読んでしまってください。
多くの天才型でない方は、軽く頭に政経用語をふわふわっと入れたら(インプット)、次に問題演習(アウトプット)に入ります。
問題演習
私が用いたのは
の3冊です。
当時は、新政経問題集完全版を暗記すればよいと思っていました。
一問一答や教科書・用語集を暗記する勉強が王道とされていましたが、当時はそんなに覚えられない・・・と思って敬遠してこれらの問題集をやっていました。
が、3冊もやってしまうと結局それなりにやってますね。
これらの特徴は、全体的に細かい。基礎知識の問題はあんまりないです。
あとそこまで覚えやすくはない。
今思えば、どうせ細かい知識も覚えるのなら、最初から東進の1問1答を暗記するだけで得意教科になってたんじゃないかと思います。
そのため、現在はこちらをお勧めします。
これだけで十分です。
暗記法は正の字チェック法でよいでしょう。具体的な方法は英語の勉強法の記事に記してあります。
1周目はもちろん無知ですので、応用問題とか間違えまくってやだー!ってなる人は最初は重要度が高いやつのみをやれば多少ストレスが緩和されるでしょうか。
結局全部覚えるんですけどね。
これを覚えて、多分余裕はないと思いますが、もし余力があれば先に挙げた新政経問題集でさらに細かい知識を補えばよいと思います。
時事対策もお忘れなく
早稲田は大問まるまる1個時事問題とか平気で出してくるので、普段からニュースをチェックしていたり、自信がある人じゃない限り、12月~1月の直前期に予備校の時事対策講座を単科で取るべきです。
私はノー対策で挑み、後悔してしまったので・・・笑
どうしても、講座を取りたくない!という方には、本媒体としては『速攻の時事』というのがおすすめされているみたいですね。
私は使用したことがないのと、公務員試験対策用の本ということで、責任が持てないことから、URLは載せないでおきます。
政経のおすすめ参考書おわりに
以上で政経対策の記事を終わります。
まとめると、
このような流れになります。
政経はとっつきやすく、突き抜け難い科目です。時間を書けようと思えば膨大な時間がとられます。
のめりこみすぎないで、英語・国語に時間を回すことを忘れないように頑張ってくださいね!
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