東大医学部在学中に司法試験合格!河野玄斗さんのシンプルな勉強法

東大医学部在学中で司法試験合格!そのシンプルな勉強法と注意点

こんにちは。東大院生ブロガーのミナトです。

 

突然ですがみなさん、河野玄斗さんをご存知でしょうか。

河野さんは、現在東大医学部5年生の学生なのですが、昨年度司法試験に合格しているという天才です。(東大医学部=理Ⅲの受験も、数学白紙でも受かる点数だったようです)

また、司法試験よりも難易度が高いともいわれる司法試験予備試験には、半年の勉強で合格したようです。

しかも、身長182.5㎝でジュノン・スーパーボーイコンテストで上位30に入るイケメン。

クイズ番組などメディアへの出演も多いのでご存知の方も多いと思います。

げんげんの愛称で親しまれています。

 

私は、他の頭の良い東大生が1枚埋めるのがやっとの中で、げんげん一人が4枚をびっしり埋めてきたときの、このシーンが圧倒的に強者感あって好きです。笑

私の研究科の友達で、「1番天才っぽい」と教授、院生ともに一目置かれている人(普段人を馬鹿にしまくっている)が、「げんげん、あいつマジの天才っぽくね?」と言っていたのが印象的でした。

神は彼にいったい何物を与えたら気が済むのでしょう。彼のことを考えるときは、自分と重ねて卑屈にならないようにしなくてはいけません。笑




東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法

そんな河野さんの著書が、8/25に発売されたようです。

 

タイトルは『東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法

めっちゃ長いです。笑

 

タイトルについては同じ東大出身の秋山燿平さんが出した著書『純ジャパの僕が10カ国語を話せた 世界一シンプルな外国語勉強法

と似ています。

東大生が出版する時の流行りなんですかね?

いや、頭の良い人がいきつく勉強法はきっとシンプルなものに収束していくのでしょう。

 

しかしながら、いわゆる天才と言われる方が、学部生・院生のうちに本を出す傾向が出てきた(思考を世間にシェアしてくれる)のは、我々凡人にとっては非常に嬉しいことに思います。

 

その勉強法とはどのようにシンプルなものなのか、知りたすぎて発売日に買って読みました。

帯には「勉強こそコスパ最強の遊びだ」「なんでそんなに勉強しないの?」

といった某ブロガーインフルエンサーのような文言が。

そして、この本、この手の勉強法に関するものとしては相当分厚いです。4色ボールペンと比べてもこの厚さ。(比較対象が悪い)

東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法

 

ページ数は270ページです。

これは期待が持てる!と思って読み進めていきました。

 

読んだ結果・・・

 

情報量が多い!笑

 

しかし、本書が伝える勉強法、その根幹部分はタイトル通り、非常にシンプルでした。

本書には非常にシンプルな2点が一貫して主張されています。

げんげんの勉強法、シンプルな教えとは

それは

POINT
  1. 勉強は役に立つだけでなく、それ自体楽しいものである
  2. とにかく早く、効率の良いPDCAサイクルを回せ

 

というものです。

①勉強は役に立つ上に、それ自体が楽しい

本書では、もうめちゃくちゃ多くのページで勉強の楽しさについて語られています。河野さんの知的好奇心を超えた、勉強への愛といってもいいですね、それがにじみ出ています。

勉強がいかに役に立つか、また、知的好奇心を満たすことがどれほど楽しいことか。こういったことが本書の様々な折に語られています。

また、今現在そういう境地に至っていない読者が、彼のような思考に至るためのコツも多分に述べられています。

東大生が家庭教師のアルバイトをする場合、時給4000円なんてことはザラにあります(医学部になると時給1万円以上の方もしばしばいます)。(中略)

学生同士なのに、背伸びしたデートをしてくれる男子がいたら、きっと女子から人気が集まります。つまり、モテます(多分)。

引用:東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法p.36

これはガチです。

年齢を重ねれば重ねるほどお金に対する人(異性)の接し方は顕著になっていきます。

 

また、以下のような例も。

(ゲーム好きが高じてプログラミングでゲームを作ろうとした人が、数学や物理、英語の知識があれば、そのゲームをより高度に広げていける、という例を挙げて)

このように、何かを突き詰めようとすると、おのずと目標や疑問が生まれて、横断的に幅広い分野の知識が必要になってくるのです。「生理的に無理」であった勉強も、自分の好きなことを突き詰めるところから出発していけば、気づいたら自発的にやりたいものに変わっていくかもしれないのです。

引用:東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法P.62

 

ただ、こういうモチベについては、努力して模試で良い点をとる、とか、努力して志望校に合格する、難関資格をとった、とかそれ以外でもいいんですけど、何か大きな壁を乗り越えたという成功体験がある方がより強く感じられると思います。

そのためには、もう一つの主張をひたすらこなして、成功を味わうほかにないと思います。

 

②とにかく早く、効率の良いPDCAサイクルを回す

では、とにかく早く効率の良いPDCAを回すとはなんなのか?

 

PDCAとはPlan(計画),Do(実行),Check(評価),Act(改善)の頭文字をそれぞれとったもので、このようなサイクルを繰り返すことで作業が改善されていく仕組みをいいます。

元は経営戦略(のうちの生産管理)の用語でしたが、今はどんな分野にも、とりわけ自己啓発系に当てはめられて使われていますね。

サイクル図は以下の通り。

Plan→Do

↑    ↓

Act←Check

 

河野さんは、このPDCAをただ早く回すのではなく、自身の成功や経験を元にした超効率化されたPDCAで回せ!と述べているんですね。

 

これはもう、勉強で成功を掴んだ人は皆口を揃えて言っていることです。

当ブログでも紹介した、秋山燿平さん、伊藤真さんもその著書で言っていました。

『勉強は「がんばらない」ほどうまくいく』?とはどういうことか【書評】

2018.04.20

誰でもマルチリンガルになれる!世界一シンプルな外国語勉強法

2018.04.01

秋山さんは、自身が成功した語学習得スタイル、伊藤さんは、自分のペースで回転させることの重要性を人生哲学風に述べるスタイルの本でした。

 

本書の特徴は、誰でも河野さん自身が回したサイクルと同じような、超効率化PDCAサイクルを回すために注意すべきポイントを、膨大な具体例を用いて説明している点に挙げられます。

 

Chapter2「逆算勉強法のススメ」より

具体的なゴールが決まったら、次はゴールまでにやりたいことを決めましょう。

(中略)

それでは、ゴールまでにやるべき参考書は一体どれなのでしょうか。これについては、勉強を始めていないのに自分でわかりようがないですよね。

そういうときに僕がオススメしたい手段は「自分よりゴールに詳しい人に教えてもらう」ことです。

(中略)

誰に質問するかは、「合格者など優秀そうな人が、優秀だと指名した人に聞く」のがベストでしょう。理由は、実績のある人の高いフィルタにかけられて残っている人は、それだけで説得力が高いからです。お肉屋さんの言う「あの店のお肉はおいしい」の信頼度が異常に高いのと同じです。

引用:東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法P.90-P.91

 

このように、具体的でわかりやすく河野さんの勉強法を再現できる方法や、その他にも、そのためのモチベーション維持や、無駄を省くための工夫などまでもが本書には詰まっています。

 

なお、先に述べたように、この本は情報量が多いので、一読した限りでは私も全てを吸収しきることはできませんでした。

また、自分には合わないなと思うやり方もあります。

河野さんも、

大切なのは、アドバイスすべてを鵜呑みにするのではなく、自分なりに腑に落ちるところを参考にしてそれをとことん極めるということです。

引用:東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法

と随所で述べています。

吸収できるところはどんどん採り入れ、自分だけの超効率化PDCAサイクルをどんどん回していくことが大切でしょう。



私見:超効率化PDCAサイクルを「回す」ことの重要性・注意点

ここはからは若干私見というか補足も入ります。

勉強の効率を求めることは非常に大切だと思います。

しかし、そもそも論になってきますが、多くの人はサイクルを実践できずに脱落していきます。

サイクルは、周回させることが大前提

幼い頃から勉強が当たり前になっている河野さんのような人は、もはやサイクルを回すことも当たり前になっているはずで、勉強は繰り返すことが大切だと身体で覚えていることでしょう。

しかし、大学受験に失敗した現役時代の私をはじめとして、同じく失敗した友達・知人、私が受験の面倒を見た受験生の一部は、

総じて、PDCAサイクルの1周目でやめてしまうか、1周目を回した時点で満足して、2周目に行かない人、目標の点数に達していないのにサイクルを回さない人、これがほとんどでした。

個人的には

効率×サイクル数×サイクルの早さ=結果

だと思っています。

超効率的なサイクルを発明しても、サイクル数が0か1程度では何も生まれません。

 

サイクルは、早く回すことが大前提

また、サイクルを回し続けられる人でも、サイクルを回すスピードが極端に遅い場合も、なかなか結果が出にくいと思います。

河野さんは、自分に無理のない負荷が理想だと言っています。

たとえば、僕は大学受験や司法試験時代、「1日〇時間やるぞ!」と目標を決めて勉強したことは一切ありませんでした。

p.134

 

勉強時間を目標にせず、ノルマで勉強すること、これは受験では当たり前のことかもしれませんすが、「結果として長時間勉強してしまう」ことになるかもしれません。

 

事実、河野さんは、司法試験予備試験の対策を始めた時は、一コマ60分の予備校の授業を、

僕は2倍速で講義を見て行ったのだが、1日で多いときには15コマ消費した日もあった。

p.225

と述べています。最低7.5時間ですね。これにメモをとったり聞き直したりする時間もプラスされるでしょうから、どれだけの勉強時間になったのか・・・!

 

また、大学受験英単語について

大学入試に必要な英単語は、派生語を除くと大体2000単語です。日々の細かい時間を見つけては少しずつ覚えていきましょう。そして、反復とアウトプットは必ず意識しましょう。

なお、気合があれば、単語は誰でも1日に250単語くらい覚えられます。1単語に1分もかけたとしても、単純計算で250単語は250分(≒4時間)です。8日間(=2000÷250)本気を出せば、大学入試に必要な英単語を1周覚えられると考えたら、少しやる気が出て来ませんか?

もし本当に達成出来たら、あなたは英語が一気に得意になることでしょう(もちろん1周覚えただけでは忘れてしまうので、何度も覚えなおしていきましょう)。

と述べています。

 

極端な例の一つか、マジなやつなのか、河野さんの経歴からは判断しかねるのですが、

勉強に不慣れな人は英単語に4時間も!?と驚くかもしれません。

実際、大学受験英単語の数なんて、その後出くわす研究で覚える事や、難関試験で覚える用語の量に比べるとめっっっっっっっっっっっっちゃ少ないですし、覚えやすいです。

また、これくらいの早さでサイクルを1周こなさなくては、定着率が下がってしまうんですね。

考えてみてください、英単語帳を1年かけて1周するのと、1週間かけて1周するのとでは、2周目に目にする時期が全くことなりますよね。というか、前者では何年かけてサイクルを回しても覚えられなさそうです。

サイクルは早い方が良いのです。(もちろんそのことは本書でも、エビングハウスの忘却曲線の折に触れてそれは述べられています)

 

ただ、勉強習慣のない人がいきなり長時間勉強するとモチベ低下になりかねないし、そもそも長時間勉強ができないかもしれない。

自分に無理のない負荷と、脳への定着度の効率を天びんにかけて、どのようにバランスをとっていくべきかは難しいところですね。

それでも、ごく短い期間でサイクルを回すことは非常に重要だと思います。ある程度勉強習慣がついてきたら、1日あたり結構な数のノルマをこなす(結果的に長時間勉強してしまう)ことは必然な気がします。

 

この際、1周目は知らないこと尽くしで、回すのが苦痛に感じることも多いんですが、1周目だけです!なんとか早く回してみてください!

 

以上をまとめると、

①効率化したPDCAは、②とにかく回せ、③早く回せ!そうして脳に定着させる

ということですね。

 

受験生に嬉しい章立て

以上に挙げてきたPDCAサイクルを効率化させる方法に加えて、本書には

  1. 高校・大学受験用の具体的な勉強法・解き方・オススメ参考書などの情報が書かれた章
  2. 司法試験予備試験新司法試験受験時の具体的な勉強法・体験記が載った章

が独立した章として十分なボリュームで載せられています。

 

河野さんの思考・勉強法が気になる方だけでなく、高校・大学受験・司法試験(予備試験)の勉強法ついてもっと具体的に知りたい方にとっても有益な1冊となってくれるでしょう。

 

河野玄斗さんのシンプルな勉強法を読んで

医学部在学中でも、司法試験合格者でもない私が偉そうに私見を付してしまうこともあり、ちょっと後ろめたいところもあったのですが、以上、河野さんの著書を紹介しました。

本書で効率の良いPDCAサイクルを学び、あとはできる限り早く実践して回していく、これで勉強が効率よく身についていく、というのが本書での彼の思考です(解釈違いがあったらすみません)。

実践がやっぱり自分次第なところで、ここがカギですね。

そこについても、本書ではモチベーションアップの方法がこれでもかというくらい載っているので参考になると思います。

 

天才・神脳といわれる彼の勉強法は、やべーものなのかなと思っていたら、非常にシンプル。共感できました。

ボリュームのある本なので、この記事で紹介した内容も、本のごく一部に過ぎません。

各種受験生、勉強理論が好きな方、河野さんが好きな方はぜひ本書を手に取って読んで見てはいかがでしょうか。

 

 

河野玄斗さんの今後の活躍にも注目です!(私もがんばらなきゃ)