学生のみなさんが引越しするのは体感上、大きく2つのシーズンがあると思います。それは、3月。地方の人なんかはこの時期に引越してしまわないと間に合いませんからね。
そして、もう一つは8月~9月。そう、夏休みのシーズンです。
・実家から現実的に通えなくもないが一人暮らししたい!けど少し様子を見てから・・・
とか
・前学期はバイトに費やして引越しの資金を貯めてから・・・
といった人が引越すのがちょうどこの時期なんですね。
そして、特に都内では顕著ですが、物件は争奪戦なので引越しの2,3か月前にはエリアに目星をつけ、1か月前には契約していなければ希望の部屋を獲得できない、といった状況になります。
ただ、授業も新生活もあるし目星をつけてる時間ないよ!という方もいると思います。
今日はそんな方のために、一人暮らし中に引越しを2回経験している私がその経験から、考慮するようになった条件をまとめてみました!(一度は隣人トラブル、もう一度は院進)
上に行くほど優先度が高いです。
目次
どう探すの?
そもそも賃貸に目星をどうつけるかもわからない方もいると思うのでそこから説明します。※「内見する(不動産仲介業者に電話して室内見学)」ということを前提にお話しします。
まず、家賃の予算をある程度決めて、①不動産情報サイトで検索をかけます。
CMでよく聞くお部屋探しは〇〇~とか、いい部屋ネット~とか、覚えてるやつでいいと思いますが、地図から探す機能があるサイトが便利でオススメ。
「部屋 地図から検索」とググればいくつも出てくるでしょう。
そこで②以下の考慮すべき条件を入力していき、部屋を絞っていくといった流れになります。
条件を絞りすぎると部屋がなくなるため、予算によってはある程度の妥協も必要になってきます。
多くの方は初めは6万くらいで・・・と思うかもしれませんが、少なくとも早大に近い西早稲田~高田馬場(新宿区)や、東大に近い本郷3丁目駅付近(文京区)ではそもそも区としての家賃が高く、条件をつけて絞っていくと思ったようにいきません。。大体8万前後の家賃が多いですね。
防音性
鉄筋コンクリートか否か
これは個人的に絶対外せない条件でした。
壁が鉄筋コンクリートか否か。これだけです。
鉄筋コンクリートならほとんど隣人の生活音はしません。
つまり、鉄筋コンクリートなだけで隣人との騒音トラブルを避けることができるのです。
これは大きいですよ。
私が初めて住んだ部屋は鉄骨造りのマンションだったのですが、隣の人がテレビで何を見ているかまで聞こえるレベルでした。
そこまで聞こえてしまうとですよ、私がどんな騒音によるストレスを抱えていたか。それは皆さんのご想像にお任せします。
そのような経験から、引越しの際には何よりも防音性を1番重視すべきだと思うようになりました。
もちろん、木造や鉄骨マンションでも静かなところは静からしいですが、安定の面から鉄筋コンクリートをお勧めします。
更に安定をとるなら、鉄筋コンクリートであっても、内見の際に壁をトントン叩いてみて音の広がりをチェックしたり、壁に耳を当てて隣の生活音が聞こえないかまでチェックしてみたりするのもいいかもしれません。
不動産屋には変に思われるかもしれませんが、一時の恥で今後の生活の静謐が決まるのであれば天秤にかけるまでもないでしょう。
近隣の環境音
また、その防音性とは別に、近隣の環境音にも気を配る必要があります。
例えば、電車の線路や首都高が向かいにあった場合。これは、市川紗椰さんのような電車走行音フェチといった特異な人、あるいは非常に寛大な心の持ち主でなければ深刻なストレスになりえます。
大道路や線路に近くても静かな物件もあります。住所を見て怪しいな、と思ったら内見で実際にチェックしてみましょう。
マンションの中層階はなるべく避ける
上記騒音と関連して、私が経験したことの一つに、鳩害があります。
つがいの鳩がAM5:00~12:00くらいまでベランダでひっきりなしに鳴いてきます。
鳩の鳴き声はこちら(適当に探して引っ張ってきたYouTube動画です)
休日平日関係なく、毎朝鳩に目を覚まされるのでなかなかのストレスでした。
鳩害対策についていろいろ調べたのですが、あまり効果を実感することもなく現在の部屋に引越しました。
どうやらつがいの鳩は一度棲みついた場合、そこに帰巣本能が芽生えるため、何度追い払われても戻ってくるそうです。そして、マンションに棲みつく場合にはなぜか中層階が多いとのこと。
ということで、鳩害を回避するには中層階を避ける必要があります。
異臭がしないか
マンションを内見する際のポイントとしては異臭がないかチェックするというものがあります。
異臭とは、主に下水道の臭いです。
適当な不動産仲介業者は直るから大丈夫とか言ってくるみたいですが、その臭いはマンションの構造上の問題なので、直るものではありません(知り合いの不動産屋談)。
臭いがしたら好条件であってもその後の生活が苦になるかもしれません。潔く諦めましょう。
築年数が浅いか否か
やはり築年数が浅く新しい建物ほど上の多くの問題は回避できますね。あとは設備が最新だったり、色々な細部まで綺麗だったりと、暮らすのに便利になります。
その分家賃が高かったり、そもそも募集が早すぎて建物が完成していなかったりすると内見できなかったりします。
業界では耐震設備の拡充に伴う建築基準法の改正前後で分けているみたいですが、それだと1981年が改正なので正直相当古いと思う建物が入ってきます。
人によって感覚はまちまちだと思いますが築15年~20年なら、21世紀の物件なので比較的築浅だと言えるでしょう。
10年以内になると、「おお、綺麗!」って思えるレベルになります。
学校から近いか
これは大事な要素ですね。「学校に近いから逆に遅刻してしまう」という謎の論法を見せる人もちらほら見かけるのですが、「学校に遠いから間に合わず欠席してしまう」よりは断然マシです。
なお、学校に近いから逆に欠席してしまう社会不適合者もいます。私です。
それはさておき、普通の方ならば試験の日に寝坊してしまう、というケースも考えられ得ますよね。それを防ぐためにも少なくとも自転車で行ける距離間にいたいところです。
1km以内であれば自転車で10分くらいでdoor to doorで着けます。
ドン・キホーテがあるか
(下記コンビニよりも、)近くにドンキがあれば相当便利です。24時間営業な上に何でも揃っているので。
ただコンビニほど店舗数が多くありません。あればラッキー!という感じですね。
マンション近くにコンビニがあるか
風邪を引いた日なんかはコンビニの有無が回復を左右します。
といっても、都内では基本的にコンビニには苦労しないでしょうね。私はなんとなくローソンが好きです。
面積は25㎡前後か
ここからは細かいところになりますが、もしもベッドを置いた生活がしたいのであれば20㎡以上。それ未満になるとベッドでスペースが埋まるかそもそも置けません。
部屋の向き(日当たりの有無)
日当たり的に望ましいのは南向きです。
午前に日が差し込むのは東向き、午後は西向きです。
これもマンションをとりまく環境によって変わってくるので個々に詳しくみたいところ。
日光を浴びれるか否かは朝きちんと起きれるか、また、うつ病の発症にも関わってくると言われることなので理想としては追求したいですね。
私は北向きじゃなければいいかな、程度に考えていました。
なお、西向きだと窓の大きさによっては朝日が射し込まず、朝も暗い可能性があります。
ワンルームか1Kか
簡単に言えば廊下と部屋を仕切るドアがあるか、ないかです。あるのが1K。
ワンルームは部屋の中に全て収まっているため、電化製品(特に冷蔵庫)の音と、キッチン、トイレの臭いが気になる場合があります。
それなりに気になるので回避したければ1K一択です。
駅から近いか
私は大学と自室との往復しか想定していなかったため、大学さえ近ければ駅に近くても遠くてもいいかなと考えて駅の近さは重視していませんでした(現在は結果的に近いところに住んでいますが何かあるときには非常に便利ですね。あまり利用しないのでやっぱり無駄感はあります)。
ですので、積極的に移動するようなアクティブな方は考慮するべきですかね。ここも予算との兼ね合いですが・・・
大島てるにかける
大島てる、とは事故物件を表示するサイトです。
ただ、どんな形であれ死亡者が記載されるので、早稲田大学や東京大学が事故物件になっていたりします。笑(調べてみたところ今は更新されたのか事故物件との記載がなくなっていました。)
一応確認、というレベルですかね。
女性向け条件
・オートロックか
・浴室乾燥機があるか
・バス・トイレ別か、
・部屋の位置は2階以上か
・宅配ボックスの有無
等々…サイトで詳細に決められます。
完全に好みです。あればもちろん便利ですが、妥協も可能なポイント。
おわりに
思ったよりも大作になってしまいましたが、以上で私が考慮していたポイントを全てお伝えできたかなと思います。思い出すことがあれば適宜追加します。
ちなみに以上の条件を大体満たした物件があるかも調べてみました!とりあえず検索して1番最初に出てきたHOME’Sでやります。
〇:家賃8万以内、鉄筋、築15、学校に近い、コンビニ、20㎡以上、北向きでない、1K
×:ドンキ
内見等で判断:異臭、中層階、鳩、部屋の向き、女性向け条件
東大付近ではこちら。(赤く丸つけたあたりがキャンパス敷地です。)

早大付近ではこちら

す、少ない・・・
やはり自分なりに妥協できない条件を絞ったり変えたりしていって、妥協点を探っていくのが得策でしょう。
新生活を満足のいく環境で過ごせるよう、お部屋選びをする方は頑張ってくださいね!
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